世界一周をしたと話と必ず聞かれた質問の一つが「元々英語が得意だったの?」
旅行をする上で言語は大きなハードルになりますよね。
私は英語とは無縁で生きてきて、当然世界一周の際も英語力ゼロで挑みました。なのでタイトルの回答は「できる」になります!
しかし、英語は出来ればできるほど良い。そう感じた理由をご紹介します。
どのくらい英語が嫌いだったか
その前に、いかに私が英語に対して苦手意識を持っていたかをお話ししたいと思います。
・中学の頃の一番苦手な教科は英語(得意は世界史) ・大学受験でも英語が苦手で大苦戦。 →比較的得意な国語と世界史で点数を稼ぐ作戦で私立大学に合格。
大学生になってからは英語と無縁の生活で、友達が真面目にTOIECの試験を受けている中、「何がそんなに楽しいんだろう」と思っていた程。笑
旅行は好きだったので海外旅行にいった際は、単語を繋げて現地の人と意思疎通を図っていました。
言語で挫折:アメリカ編
英語が分からなくてもなんとかコミュニケーションが取れると思っていたので、行けばなんとかなる精神で世界一周の1カ国目をアメリカに決定し、大いに楽しもうという気持ちでした。
…今思えばもっとじっくり考えればよかった。
こちらのアメリカ編でご紹介した通り、アメリカでは現地人の英語スピードについていけず、何を言っているのかが分からなかった。
どのくらい分からなかったかと言うと、現地の店員さんが挨拶で使うHow`s going?(How are you?と同義)さえ聞き取れなかったほど。笑
そしてアメリカで早速出鼻をくじかれる出来事がありました。
ゲストハウスでの出来事。
みんなで食事をすることになって自己紹介をする流れになったのです。
自己紹介を英語で用意していなかったので、テンパって自分でも何を言っているか分からない英語でゆっくり喋って場を繋ぐ。。。
するとある男が「your Einglish is very fast.(君の英語はとても早いね) 」と馬鹿にしてきたのです。
言われた瞬間恥ずかしく、情けなくて、悲しくてここから消えたいと本気で思いました。その後は何も話せなくなってしまい、一人ぽつんとご飯を食べました。
こうして思い出を書いている今でも手が止まるくらい嫌な思い出です。。。
一晩泣いた後、「このままの英語力では生活に支障が出てしまう」と思い英語を学ぶことを決意しました。
まるで勉強合宿、英語漬けの日々
英語を学ぶと決意した私は早速アメリカの田舎町に拠点を移すことを決意。ロサンゼルスにいた私は近くの田舎町を調べフラッグスタッフという街に行きました。
このフラッフスタッフは、グランドキャニオンの麓の街で高地トレーニングで有名な場所。
ここで部活並みに英語を取得すると決意。以下のようなスケジュールで1週間過ごしました。
9:00~17:00 スターバックスでひたすら英単語 17:00~18:00 夕飯 18:00~20:00 自由時間 20:00~22:00 youtubeで会話の勉強
受験生並みに英語に費やした1週間でした。笑
英単語に時間を費やしたのはチケットや標識が読めなかったから。
そして夜は簡単な挨拶から自己紹介、今日英語で言えなかった言葉を復習して次の日には言えるようにするなど実践的な英語学習をしました。
この期間で覚えた単語はで約800語。そしてyoutubeを駆使して簡単な挨拶をマスター!
ようやく旅を再開させました。
この1週間のおかげで、だいぶ気の利いた言葉を言えるようになったし、何が書いてあるのかが分かるようになりました。これだけで旅のしやすさがぐんと上がりました。
ゲストハウスで悔しい思いをしたからこそ、ここまで自分を追い込むことができたと思っています!
あの時意地悪した男よ、ありがとう!
旅中で英語力はどのくらい伸びたのか
8ヶ月の旅を通して徐々に英語力は伸びている感覚はありました。
最初は宿やレストランで使う常套句のみでしたが、最終的には自分の事を言えたり、相手のことを聞いたり、冗談まで言えるくらいと日常生活には困らない程度の英語力を身につけることができました!
けどやっぱり最後まで何も言えなかったトピックスがあります、、、。
小手先の英語では言えないトピック
外国の方は政治や世の中の問題に強い関心があります。なので日本の抱えている問題にも興味深々。
「日本は働きすぎるよね」 「日本は自殺者が多いって聞いたけど、実際どうなの?」
など日本の問題について話を振られるのですが、これについて話すのはとても難しい。(そもそも日本語でも考えながら話すシリアスな話題ですよね)
だけど難しい問題を質問されるたびに、常に自分に意見を持つことの大切さを学びました。
英語では上手く答えることはできなかったけど、自分の興味関心を持つきっかけになったので一歩前進だと思っています。
英語よりも大事なこと
ここまで英語が大事だと言う話をしましたが、世界にはもちろん英語以外の言語も存在します。
南米は全く英語が通じずスペイン語がメインだったし、東欧はロシア語が公用語です。
ゲストハウスや同じ旅人が英語を話せる人が多いので会話は英語がよく使われますが、現地の人との交流をするなら絶対現地の言葉をいくつか知っておくのをお勧めします。(ありがとう、こんにちは、さようなら、美味しいなど)
だけど、一番大事なことは笑顔です。笑顔って世界共通言語だなと旅中何度も感じました。
ニコニコ笑顔でいれば相手の警戒心もなくなり、心を開いてくれます。
良い旅にしたいなら言語より笑顔が大事だと大きな文字で言っておきます!笑
まとめ
英語ができなくても旅はできます!(実際世界一周中に英語が全くできずに何年も旅している日本人もたくさんいました。)
ただ、英語ができた方が旅はもっと楽に楽しくなると私は感じました。
もちろん世界一周の旅は本当に楽しかったし幸せでしたが、もっといろんな人と会話ができたら楽しい思い出ができたのではないかと思います。悔しいけどこれが事実。
これから旅に出たい!と思っている方は今からでも少しずつでも英語に触れることをお勧めします。
だけど大事な事は笑顔で接すること!言語に不安があるなら尚更自ら心を開き、笑顔でいることで自然と人がよってきます。
ぜひ笑顔を心がけて旅をしてほしいなと思います!
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