- 国名:ウクライナ 共和国
- 面積: 60万3,700 k㎡(日本の約1.6倍)
- 人口:4,205万人
- 首都:キエフ
- 公用語:ウクライナ語、ロシア語
- 通貨: フリヴニャ(1フリヴニャ=約4円)
- 宗教:ウクライナ正教及び東方カトリック教、その他ローマ・カトリック教、イスラム教会、ユダヤ教
- 行き方: 日本からの直行便はないが、ヨーロッパ経由で12〜14時間程度
- ビザ:90日以内までの観光目的の滞在ならビザは不要。
ウクライナはかつて旧ソ連国として社会主義国家でしたがソ連の崩壊とともに独立した国です。
ロシアを除けばヨーロッパで1番大きな領土をもち、魅力的なスポットがたくさんあるウクライナ。
ロシアや隣国ヨーロッパの影響を受けているため、東欧風の建築物が立ち並ぶ旧市街があったり、インパクトのあるロシア正教会の教会があったりと見どころが沢山の国です。
バックパッカーには天国のような国で、気付けば2週間ウクライナを滞在しました!
魅力その1:物価の安さ
声を大にして言いたいのが、ウクライナはめちゃくちゃ物価が安い!
宿一つとってもヨーロッパは大体1,000円前後でないと、一定のクオリティを保ったゲストハウスはないのに対し、ウクライナは300円前後で綺麗で安心なゲストハウスに滞在できます。
衝撃だったのが電車。なんとたったの2円!!
さらにウクライナはバレエやオペラも盛んで、100円から観賞できる。衝撃じゃないですか???
少ないお金で高いクオリティの物ばかり。心にもお財布にも優しく、毎日お財布とにらめっこだった私もウクライナの滞在中は毎日オペラを観に行って、気兼ねなくレストランに行くことができ、ストレスフリーな毎日を過ごせました。
魅力その2:ご飯が美味しい
物価が安い上に、最高だったのが「ご飯」!
特にウクライナ人が愛してやまないのがこのチェーンレストラン「PHZATA HATA(プザタハタ)」
美味しいウクライナ料理を味わうことができます。
バイキング形式で好きなものだけピックアップしてその分に応じて料金を支払います。優しい塩気が効いた料理が多く、日本人の口にも合います。
もちろん料金も安く大体300円程度でお腹いっぱいのご飯が食べられます。
日本のスタバ並みにどの都市にもあるレストランなので、ウクライナに訪れた際は是非行ってみてください!
またウクライナは日本食レストランも非常に人気で、ラーメンやお寿司など「なんちゃって日本料理」も安価で食べることができまよ。
魅力その3:日本人観光客が少ない
ウクライナはまだ日本から行きにくい事や観光地として認知度が低いため、日本人観光客がかなり少ない国です。
日本人の旅人と観光したい気持ちもありますが、気が合う人は少ないというのが本音。。。自由気ままに旅したい私にとっては、周りの目を気にせず過ごせた貴重な国でした。
日本人観光客が少ないメリットがもう一つ。
現地の人は私のアジア人顔を珍しく思ってくれるので、沢山話かけてもらい、コミュニケーションを取れるのです。一人でも寂しくなく楽しい滞在になりますよ。
魅力その4:治安も問題なし
こんなに物価が安くて、治安は大丈夫か?と思いますよね。
他の中東欧の国と同じく、治安を悪いと感じたことは一切ありませんでした。
夜は一人で出歩かない、危ない地域には行かないなど当たり前のことに気をつけていれば、全く問題ないので、女子一人旅でものびのびいろんな場所へ観光しに行きました。
〜余談〜
治安は問題ないと気を緩みすぎた結果、ウクライナで初のぼったくりに会いました。
↑この写真をとって5,000円要求され、交渉して2,500円にしてもらった。(笑)
※ぼったくりはどの国にもあるので、常に気をつけましょう。ウクライナで完全に気を緩めていた私の失敗でした。。。
魅力を大きく4つ紹介しましたが、その他にも
- 美女が多い
- マッチョな人が多い
- 歴史がある(博物館も多い)
- 建物が可愛い
などなど書ききれない魅力が沢山あります!
ただ、ウクライナは注意気した方が良いこともあります。
ウクライナ旅行で気をつけること
こんな魅力が溢れたウクライナですが、注意してほしい点が2点あります。
①英語が通じない
中東欧の国はある程度の英語は通じるのですがウクライナはロシアに近いので第二言語はロシア語になります。したがって英語は通じづらい。
バスの受付で「Can you speak English?」を言ったら本気で嫌がられシッシッとやられました(笑)
なのでウクライナで観光する際は「〇〇に行きたい」「これはいくら」「ありがとう」などのやりとりで必要そうな言葉をメモに書いて観光するのがオススメです。
②クリミア半島には行ってはダメ
非常に重要な事項です。物価が安い理由に繋がりますが、ウクライナの東側「クリミア半島」は昔から闘争が続く地域として知られています。
その理由をザックと説明。
1991年に独立したウクライナですが、写真で分かる通り、ロシアとヨーロッパに挟まれた非常に微妙な場所に位置しています。 そのため、ウクライナの中で親EU派か親ロシア派かどちら側に付くか割れていました。 クリミア半島の住人は親ロシア派が多かったという背景があり、2014年クリミア半島内の住民投票の結果、クリミア半島はロシアの一部として承認され、ロシアの実効支配を受けることになりました。 但し、この住民投票はクリミア半島住人の一方的な決断。ウクライナ政府は認めていません。 今でもクリミア半島を手放したくないロシアと取り戻したいウクライナ政府の争いが続いているため、国の情勢が悪化→ウクライナはハイパーインフレ(お金の価値が下がること)が起こっている。つまり物価が安くなっている。 ※この一方的な支配は国際的にも多くの国から反対されているのが現状です。
以上の理由でウクライナの東側は危険が情勢が続いているため、絶対に行かないようにしましょう。
歴史的な建物があり、食べ物も美味しく非常に魅力的なウクライナですが物価が安い理由が経済の崩壊にあったのです。
物価が安いことに喜んでいた私ですが、歴史的背景を知ると無知さが恥ずかしくなることが多々あります。ちゃんと勉強しながら旅しようと改めて決心した国でした。
必ず訪れてほしい「愛のトンネル」
最後に、ウクライナに行ったら絶対行ってほしいのが「Liviv(リヴィヴ )」という歴史的街並みが魅力の都市。首都キエフから電車で5時間程度で行く事ができます。
世界遺産にも登録されており、ヨーロッパの雰囲気を纏っている街並みが魅力の街です。
石畳の道路や、建物はまさに中世ヨーロッパ建築ですよね!
さらに、このリヴィヴの街でオペラ鑑賞やバレエ鑑賞を格安で鑑賞する事ができます。
リヴィヴの街だけでも大満足なのですが、リヴィヴ に言ったらバスで3時間程度行った「クレーヴェン」という田舎町に行っていただきたいと思います!
そこで見れるのはこのトンネル
「愛のトンネル(Tunnel of Love)」と呼ばれるこのトンネル。名前だけでも素敵♡
度々インスタグラムでも登場するこの写真を見た事がある方も多いのでは?。ウクライナで最も有名な観光スポットではないでしょうか。
観光客も少なためゆったりと写真撮影ができ、iPhoneでも幻想的な写真を撮る事ができました♡
行き方についてはこちらのブログがとっても詳しく載っていました。https://life-traveller.com/tunneloflove
情勢について注意事項を記述したものの、ウクライナは総じてとっても素晴らしい国です!!
しっかり現在の情勢を調べた上で、訪れて欲しい。そして大満足で帰ってきてほしい!
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