- 国名： リトアニア共和国
- 面積：約6.５万k㎡
- 人口：約279万人
- 首都： ビリニュス
- 公用語：リトアニア語
- 通貨：ユーロ
- 行き方：直行便はないため、ヘルシンキ（フィンランド）経由
- ビザ：観光目的の場合、６ヶ月間のうち合計90日以内の滞在であればビザ不要
最近旅行先として人気が出てきた「バルト３国」をご存知ですか？
ラトビア、エストニア、そして１番南に位置しているのがリトアニア共和国
人口は約280万人と広島県の人口とほぼ同等の小さな国。
治安もとってもよく、女性一人旅でも安心して旅行することができるこのリトアニア、実は日本と深い絆がある国なのです。
「日本のシンドラー」杉原千畝とリトアニア
「杉原千畝」という人物を日本人はどのくらい知っているのでしょうか？
2015年に唐沢寿明さん主演で「杉原千畝」という映画が上映されたので知名度は少し上がった印象はありますが、この杉原氏は多くのユダヤ人を救った人物なのです。
〜豆知識〜
杉原千畝氏は第二次世界大戦中にリトアニアの日本国総領事館赴任していました。その際、ナチスから迫害を受けていたポーランドに住むユダヤ人に対し、6,000人以上のビザを発給し続け、ユダヤ人を救ったのです。このビザは「命のビザ」と呼ばれました。
参考：杉原千畝記念館H P：http://www.sugihara-museum.jp
彼の功績を称え、日本から遠く離れたリトアニアの地に「杉原千畝記念館」があるのです。
この行為は当時の日本政府の命令に背く事。大変勇気と覚悟をようするものだったに違いありません。
彼のおかげで現在もリトアニアとの良好な関係を築き続けていいます。リトアニアに訪れた際は必須で訪れていただきたい場所です！
■「杉原千畝記念館」場所：カウナス（リトアニア第二の都市）
■行き方：首都ビリニュスからバスで1.５時間〜2時間
散策が楽しい旧市街の街
首都のビリニュスは街が世界遺産登録されており、石畳の美しい街並みは「小さなローマ」と呼ばれるほど。
小さい道がいくつもあり、迷路のようでとても楽しい。
第二の都市であるカウナスも同じく、歴史的な街並みで散策を楽しむことができます♪
リトアニアは有名な世界遺産や見どころは少ないけどこの散策が何より素晴らしい！
旧市街にはお土産屋やレストランもあるのでバルト３国ならではの可愛い雑貨を見たり、カフェで一息ついたり目的なく街ブラするのが好きな私にはもってこいの国でした。
可愛いものが好きな女子、カフェ巡りが好きな方、本当にお勧めです。
奥ゆかしさは個人的No.1
リトアニアで思い出すのは人の穏やかさ。
ゲストハウスのお兄さんに「カウナス１番お祭りがあるから行っておいで」と言われて行ったお祭りがこちら。
お祭りというか、祭典笑
リトアニアの建国を祝したこの祭典。様々な合唱団がが歌い、観客も国旗を振って参加するのです。祭典中騒ぐ人も一人もいない。素晴らしい国民性ですね〜
綺麗な歌声と、人の穏やかさに心洗われてフィナーレでは泣いてしまいました。
小さい国ならではの奥ゆかしさがあり、とても居心地が良いと感じた国だったのです。
その他〜リトアニアは教会が多い？！〜
リトアニアについて魅力を書き連れましたが、街歩きをしていて教会が多いこと。
敬虔なカトリック教徒が多いため、比例して教会も多いとのこと。
首都ビリニュスの旧市街は教会や大聖堂、礼拝所があり旧市街の見どころはほぼカトリックと関係が深い建造物です。
そんなカトリックが多いリトアニアで、「聖地」と呼ばれるのが北部の街「シャウレイ」にある「十字架の丘」
1830年に起きた11月革命でロシア帝国と戦って亡くなった犠牲者を悼んで祈りを捧げるため、遺族がこの地に十字架を立てたのが始まりで、その後もカトリックの礼拝者たちによって十字架やロザリオが置かれ続けている場所なんだとか。
ちょっとおどろおどろしいというのが率直な感想ですが、見応えは十分！
管理下に置かれていない場所なので誰でも十字架を立てることができますよ。
■十字架の丘 場所：シャウレイ
■行き方：シャウレイのバスターミナル12番乗り場からヨニシュキス行きバスでドマンタイDomantai下車（参考：https://www.euro-ex.com/blog/item/10878.html）
リトアニアは小さな国ですが、ゆったりとした時間が流れていて日々の騒々しさに疲れている方にはもってこいの国です。また女性一人でも安心して旅行できる治安の良さも魅力のひとつですね☆
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